わかりやすい例でいえば、Webの要とも言っても過言ではないJavaScriptが実は、扱うのに大変な苦労を強いられる。細心の注意を払わないと、あるいは、ちょっと手を抜くとたちまちスパゲティコードになってしまうという致命傷的な特性を持っている。
これをいかに解決するか?という観点でさまざまなフレームワークなり、ツールなりが考えられて使われてきたわけだが、その中でもおもしろいのが、CoffeeScriptの立場だ。
これは言語ではなく、あくまでシンタックスシュガーという位置づけで、規定は実装者自身に委ねられる。
つまり、オブジェクト指向で書きなさいと。
当然ながら、JSではクラスの概念をサポートしているわけではないので、なんとか工夫をしながら書いてきた歴史がある。この部分を乗り越えたのが CoffeeScript の功績だとも言えるのかもしれない。
はっきりいって面倒なものです。
独自のシンタックス感で CoffeScript を記述し、gulpやGrantでコンパイルする。さらにCSSをSassから変換して、のちほど散らかったファイル群を統合する。
しかし、JSの世界にクラスの概念を持ち込み・・・ 正確に言うとJSで実装する部分にオブジェクトアプローチの世界観をもたらしたことのメリットは実は大きいのです。
そして、当然のように面倒な部分は自動化し、極力、人の手の介在を避け、設計にこそ頭を使おうとこんなところを目指すのです。
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