スキルが高い人!
と一般的には思われている、あるいは、望まれているかもしれませんが、自身はこのような意見に積極的には賛成できません。
なぜなら、スキルだけではモノは作れないと思うからです。
誤解のないように書いておくと、ここで言うスキルとは教科書的な模範的スキルのことです。
次にでてくるのは
人間力?
人によっては政治力?
このあたりは要求は高いと思いますが、ちょっと視点がずれてくるような気もします。
では、スキル = 技術力 とひとまず仮定義して考えてみたいと思います。技術力は一朝一夕で当然身につくわけでもなく、まずいかなる分野においても準備が必要です。準備にもいろいろな種類があり、基礎的な範疇にまつわる技術素養がまず必要です。これは地道な努力の積み重ねにより堆積してゆく養分みたいなもので、この部分がしっかりしていれば、いろいろな展開に対して柔軟なアプローチが取れます。
当然、この部分に安住してしまうとどんどん考え方が古くなり、技術の進歩についていくのが難しくなってしまうというリスクはあります。このような現象に対する有効な手段が次のステップです。新しい技術や考え方の摂取です。もちろん、世の中の流れにのる、いわゆる時流や流行に敏感であるべきという種類のことではなく、日々、個々が課題として抱えている問題の半年先や1年後を、あるいは、もう少し先を見据える技術です。こちらのほうが準備と捉えるとわかりやすいと思います。
乗り越えどころというのは急にやってくるわけではなく予兆なり流れが必ずあります、これは個人個人で性格の異なる流れだと思います。この流れ、つまり ビジョンを持ち続けてどのように進んでいくか? という展望を思い描けることが重要なポイントでもあり、また 重要な技術力でもあるわけです。
このステップにまで突き進んでいくには、旺盛な知的好奇心とチャレンジ力が必要不可欠になります。とくに前者は感性に属する初動で柔軟に、かつ、いかに物ごとに感動し得るか? というような繊細さも必要ではないかと思います。
これらのことを、自身は 「仕事力」 と呼んでいます。
実は、仕事力を語るには、もうひとつ大事な視点があると考えているのですが、それはまた別の機会に書こうと思います。
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