たとえば、何かのプロジェクトに参画をしたことにより、それは経験につながるのでしょうか。
正確に言うと、経験を積むとは失敗を重ねるということに他なりません。
ただし、注意しなければならないのは、失敗を重ねることの字面をそのまま受け取ってはいけないということです。失敗は単なる失敗でしかないからです。
重要なのは、失敗の背後にはたくさんのヒントが隠れていることを認識することだと思います。
わかりやすく言えば、失敗の経験を基に成功が導き出されるのです。逆の言い方をすれば、つまり、失敗は成功の根拠になるのです。
成功を表すには根拠が必要です。その根拠とは失敗の裏返しです。
何かの仕事で成功を勝ち取ったとしましょう。しかし、その根拠を言い表すことが出来なければ単なる「まぐれ」です。失敗の理由すらそこから導き出すことはできません。
言い換えると、それは経験には至っていないと考えなければなりません。
もし、皆さんが現在従事しているプロジェクトがあるならば、その仕事を終えたときに、チームのメンバーとともに、ぜひとも反省会を開いてみてください。
そして出来るだけたくさんの失敗談を列挙してみてください。
その失敗はなぜ起こったのか? どこに原因があるのか? 必ず分析をしてみてください。
そこではじめて経験を積んだことになるのです。
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