このときにいつも考えるのは、ルールと自由の境界における戦いです。この境界線をチーム編成、規模、あるいは合理性とうまくバランスさせるポイントを探す作業が課題の中心になるわけですが、これはひどく困難な作業でもあります。
そして、毎回思うのは人間の習性。
人は一般に自由を求めており、本質的に束縛を求めます。このことは本来は矛盾を生み出します。
この相反する事象の正体はいったい何なのでしょう?
一言で説明を付けるのは難しいですが、関連する概念を探すのは出来るかもしれません。それらは協調性、市民社会、志、才能というキーワードで表現が出来そうにも思えます。先に上げた言葉の順列は一般に後者に進むにしたがって自由度が高まり、前者であればあるほど束縛やルールの普遍性に近づきつつあります。つまり、これらはひとつのモデルで地続きに存在するのではないか、という推測が出来そうです。
では、ルールの本質とはいったい何なのでしょうか?
もしかしたら、これは必要悪という表現を当てはめることが可能なのかもしれません。
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