大きなポイントとして、マルチネットワーキングへの対応と永続的ストレージ関連の強化あたりでしょうか。
ひとつめは、コンテナの配備に関係なく仮想ネットワークと紐付けてコンテナの通信を完全に制御できるという点です。複数のホストにまたがって仮想ネットワークが構築できるようになります。
つまり、仮想ネットワークで抽象化され、どのホストでコンテナを実行するのか、という事実を隠蔽します。今回は安定板という位置づけなので本番環境での利用も可能です。
つづいて永続化ストレージに関して
1.9ではボリュームシステムが完全に再設計されたようです。データボリュームは複数コンテナで共有できるようになります。また、Swarmとの連携で、たとえばクラスタ全体での永続化を管理できるようになります。
その Docker Swarm ですが、今リリースから ver1.0 に到達し正式版になります。
コンテナで構成したクラスタのスケールが自動的に管理されるようになります。
オーケストレーションの Docker Compose は、ver. 1.5 になりました。
今回からWindowsのサポートも加わりました。
Swarm上でComposeのアプリケーションを複数のホストにまたがってデプロイすることが可能になります。
以上、Docker 1.9 のバージョンアップの要点をまとめました。
0 件のコメント :
コメントを投稿